眠れない夜の為に-チープな 午後3時-

初めての関東暮らし、町歩き、出逢いを記録しておきたい

夜伽話

《一気読み》 僕と音楽と出来事と 〜青いスタスィオン(全7)

このシリーズは実話であり創作でもあります 73%の真実と27%の上げ底です 見知らぬ男の冴えない物語なんて読みたくも 無いとは思いますが、今後も不定期に続く 予定です、すみません 完全に自己満足です まぁ、もっともブログなんてみんなそんなもの ですけ…

僕と音楽と出来事と (6) 青いスタスィオン(7-5)

5.ブルーに泣いている美術室に向かう もう校舎内は真っ暗だったけれど 所々灯された非常灯が道案内をしてくれる 扉を開ける音がやけに響いて、なんだか悪いことを しているような気持になって胸の鼓動が高まっていく

僕と音楽と出来事と(4) 青いスタスィオン(7-3)

3.もう逢えないかもしれない僕とカナコはそんな関係だった 手を繋いだり、キスをしたりそんなことは 一度もなかったし、お互いを意識して 気まずくなるなんて事は全く無かった 火の無いところに煙は立たぬと言うけれど 本当に火は無かった でも、ある時から…

僕と音楽と出来事と (3)青いスタスィオン(7-2)

こんにちは 【Ren-new】くんです このお話シリーズは僕の実体験を 砕いて切り刻んでミキサーにかけて ゼラチンで固めてお届けしています 実話であって寓話です 【Ren-new】くんなんで言ってますが 「くん」とは呼べない(呼びたくない)ほど 長く生きている…

僕と音楽と出来事と (2)青いスタスィオン(7-1)

2.「微笑少女」 初夏の風が吹いていた 山あいの小さな駅前は観光タクシーだけが 景気よさそうなフリをして連なっていたけれど 車に乗り込む人もなく、8月に行われる夏祭りの ポスターが掲示板から外れそうになって揺れている この町は渓谷の川下りで有名な…

僕と音楽と出来事と ( 1 )スターダスト・メモリー

1.スターダストメモリー(1-1) 生温かさの質が違う、そう思った 毛布の温かさとは明らかに違う 夜半過ぎの薄暗い室内でボヤけた 頭を動かそうとしてみる 息を潜め、その生暖かさの正体を 見極めようと重い瞼と格闘し、もがく おかしい。 息を潜めている筈…

左利きの右手

急に寒くなってきて 一気に秋がやって来たようだ こうなることは分かっていたけれど 実際に、身体で感じる空気の冷たさは いくら思いを馳せても、取り返しのつかない 後悔だけが淋しく身を覆い、動きを止めてしまう 悔やむことはいとも簡単で 安っぽい感傷を…

お題 春うたを辿ってみる

今週のお題「わたしの春うた」 お題記事というものに挑戦してみよう 今日はめずらしく、食料買い出し以外 どこにも行かなかったからね。 わたしの春うた。 じゃあ、3つ。 松任谷由実 川景色 松任谷由実 経る時 松田聖子 赤いスイートピー 3つなのにユーミ…

ドーナツの向こうの桜雨

そして、夜の次 君は出て行った 朝は少し肌寒かった ちゃんと暖かくしていただろうかもう使わないからと奥にしまってしまった手袋なんか、わざわざ出して来たりなんてしなかっただろうから、きっと指先は冷たくて、赤くなっているんだろう ひと気の少ない駅…

紅い月と白い雪

一月三十一日(水) 今日は月蝕だそうですね テレビをつけると、既に欠け始めた 月が大写しになって現れました 月は僕にとって色々な意味を持っていて 今までの人生において、その節々に 月が絡んでいました

見えないモノを見ようとして

妻から座って小用を足すようにして! と言われると 「去勢されたような気分になる」 とかいう奴が割といる 去勢なんてされたこともない癖に。 僕はそんなことには抵抗がないので、 むしろ合理的なのならそうしましょう、と思う。 そもそも、大きい方する時は…

嵐の夜の物語

第六夜 嵐の夜。幼い頃父親が不在なことが多かった決して不仲だった訳ではなくて 仕事の関係上、出掛けていることが 多かっただけなんだけどね普段は家に居なかったけれど それが子供として不満だとか 寂しいだなんて、思った事は無かった