眠れない夜の為に-チープな午後3時-

眠りに落ちるまでのほんの僅かな時の、友として

甘くて爽やかで几帳面

隣の部屋の住人が秋の初めから姿を

見ないな、と思ってたらいつの間にか

引っ越ししてたらしい

 

姿を見ないな、と書いたけれど

正確には姿は一度も見ていないんだ

ただ、ベランダに洗濯物が干されてたり

自転車があったり、無かったりするから

誰かが住んでいるのだな、と思ってた程度。

 

そんな感じの僅かな生活の痕跡が辿れなくなって

って、そこまで気にしてたわけじゃ無いんだけど

ある日、玄関を出ると外国人カップルが

隣の部屋から出て来た

 

あれ?隣の人は外国人だったんだ

 

そう思ってたらその後からスーツ姿の男性が

出て来て、ああ不動産屋が部屋を紹介してるのか

と察知。という事は隣は今は空き部屋なんだ

って、初めて認識した感じ。

 

ファミリー層向けのマンションでは無いので

子供も居ないし、住人との付き合いなんて無いから

こんなもんだな、と思う

幸い近隣の部屋の生活音とかもしないので、静かに

暮らすには良いとこだと思う

 

まあ、元々僕の部屋じゃ無かったんだけど。

 

 

そんなある日。

外出先から帰って来たら向こうから背の高い

若い男の子が歩いて来る

なかなかのイケメンだと思った

甘くて爽やかな香りが漂って…気がする

 

若手俳優でもやってそうな雰囲気だ

 

彼は僕に近づくと

「あ!はじめまして。今度隣に引っ越して来る

◯◯って言います。よろしくお願いします」

と言ったんだ

 

若いのに礼儀正しい子だなと感心

あと、なんでぼくが隣の住人だと分かったんだ?

ってちょっと不思議。

 

やがて彼は本格的に引っ越して来た

チャイムが鳴り、出てみると彼が立っていて

「あ、隣に越して来た◯◯です。今日から

生活しますんでよろしくお願いします」

 

そう言って、ご挨拶という文字と名前の印刷

された熨斗紙のついたタオルをくれたんだ

 

思いがけない展開で、かなり戸惑った僕

 

ああ…なんかあったら、い、いつでもどうぞ

こちらこそよろしくねー

 

ってしどろもどろになってしまった

 

親御さんの配慮としつけが良いのか

それとも本当に俳優さんかなんかなのか

わざわざ名前の印刷された熨斗紙つけたタオルを

用意してご近所まわりする青年なんて

まさかこの2017年に見かけるとは思わなかった!

 

あまりの好青年ぶりに、おかずでも作って

持って行ってやろうか? ってちょっと考えたけど

それも気持ち悪いのでやめときます

 

 

おかずと言えば、夜になって急にピクルスが

食べたくなった

思い立った時にやんないと気が済まないので

歩いてスーパー行って材料買ってきました

 

まあ、ごく普通のピクルスなんですけどね

 

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本当は入れないんだろうけど、僕は少しだけ

白だし入れちゃいます

あと、鷹の爪より黒胡椒の方が好きですね

ニンニクはお腹弱いので、粉末を少しだけに

しました

 

液が冷めたら瓶に投入!

 

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食べるより、この色合い眺めてる時が

一番幸せかも知れないです

 

瓶に入れた後、高知県は馬路村の柚子の皮を

砕いたやつを入れました

 

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貰い物なんですけど、甘くて爽やかな香りが

気に入ってます

 

さて、美味しく出来上がるといいな

 

 

では、また