眠れない夜の為に-チープな 午後3時-

初めての関東暮らし、町歩き、出逢いを記録しておきたい

左利きの右手

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急に寒くなってきて

一気に秋がやって来たようだ

こうなることは分かっていたけれど

実際に、身体で感じる空気の冷たさは

いくら思いを馳せても、取り返しのつかない

後悔だけが淋しく身を覆い、動きを止めてしまう

 

悔やむことはいとも簡単で

安っぽい感傷を思いつくままに 

気取っていればそれでいいけれど

 

では、次の一歩目を右足にするのか

左足にするのかさえ僕の心は

イモビラスの呪文をかけられたように

凍りついている

 

溶かしてくれる温もりに

手が届かない

そこに在るもの、隣に在るもの

かつては在ったもの

 

今は無いもの

 

 

陽だまりの子犬のような無邪気な温もりを

いつまでも抱きしめていたかったけれど

きっと抱きしめられていた子犬はただ

痛かっただけなのかも知れなかった

健気な子犬はその微かな痛みに耐えながら、

いつしか大人へと姿を変えそして

僕の手を強く噛んだ

 

うの。

 

では、また